転職活動をする際には、どうしても知名度の高い会社ばかりに注目しがちです。
しかし、世の中には高い知名度が無くても優良な会社は多くあり、そういった会社を狙っていくと競争率が低いこともあり40代の転職でも有利に進めていけます。
今回は知名度が低くても優良な企業を見つけ、40代でも有利に転職する方法をお伝えします。
・知名度が低くても優良な企業を探し40代でも余裕で転職する方法
ここを外すと苦戦確定?知名度が低くても優良な企業の業態とは?
BtoB企業は会社が顧客なので、一般の人に広告を打つことは少なく知名度が低い企業が多いです。
しかし会社が顧客のため取引も大きくなりやすく、一回の取引ロットも大きいので効率的に収益を上げている優良企業が多いです。
そして、知名度が低いため優良企業であっても転職の競争率が低いことも多いです。
逆に広告費を使い知名度の高いBtoC企業は、それほど条件が良くなくてもその知名度故に多くの応募者がおり、転職の難易度が実態以上に上がっている場合が多いです。
例えば僕が過去に面接をした誰もが知っている大手お菓子会社ですが、知名度の割に建物は古く、それほど儲かっている印象が持てませんでした。
それでもその知名度ゆえ転職の競争率は高かったです。
こういったことから考えても消費者向けに広告をしておらず、知名度が上がりづらいBtoB企業は転職時に狙い目の場合が多いです。
あなたが転職の可能性を少しでも上げたいと考えるのであればBtoB企業を狙うべきです。
知名度が低く業界全体が労働環境の良い業界とは。
ブラック企業が多い業界が存在するように、ホワイト企業が多い業界というのも存在します。
ホワイト企業が多く知名度が低い業界としては、電子部品メーカー、機械メーカー、化学メーカーがあります。
これらの業界は業界自体の労働環境が良いですし、メーカーはものを作るという製品提供の根幹に関わっているため、利益率が高く業績が良い会社が多いにも関わらず、最終製品の部品を作っていることが多いことから知名度が低く狙い目です。
また、こういった技術系の分野は日本の得意分野であり、世界でも有数の技術を持ちシェアを取っていたり、特許数が多かったりと非常に優秀な企業が多く、今後も伸びていく可能性が高い企業が多いことも特徴ですね。
そして先程もお伝えしたBtoB企業がほとんどなので、優良企業でも知名度が低いケースが多いです。
見つけ方としては転職サイトで電子部品、機械、化学業界のメーカーを調べていき、名前を知らなかった会社をピックアップし、求人状況を調べていくというのが見つけやすいです。
この方法でメーカーをチェックしてみると、知名度が低いにも関わらず優秀な企業が多く驚くと思います。
労働環境が最高 ホワイト企業がザクザク発見できた方法とは?
国や各省庁、商工会議所などある程度信頼性がある組織から表彰されている会社も、知名度は無くても優良企業の可能性が高いです。
国や各省庁、商工会議所から表彰されている企業の探し方は【企業 表彰】【受賞企業一覧】などでネットで検索をかけると表彰された企業を紹介するサイトが標示されます。
例えば【企業 表彰】で検索をかけると
- 地域未来牽引企業
- ミラサポ
といったサイトが検索結果に提示されます。
これらのサイトでは中小企業で知名度がなくても活躍している企業を紹介しています。
他にも【受賞企業一覧】で検索を行なうと『ホワイト企業アワード受賞企業一覧』などが検索結果に出てきて、こちらのサイトでも知名度は低くても労働環境が良いと受賞された企業の情報を見つけることができます。
これらのサイトを見ていくと多くの表彰企業が掲載されており、知名度は無くても優良な企業の情報を複数見つけていくことができます。
このように【企業 表彰】【受賞企業一覧】で検索をかけることで、多くのうもれた優良企業を見つけることができます。
地方で独占的に超強力な体制を持つ会社を見つける方法
地方にいくと地方特有のつながりや閉鎖性を生かして、独占的な地位を築いている会社が結構多いです。
こういった企業は地域に根ざしていて非常に強いし、安定していてホワイトな優良企業であるにも関わらず知名度が低く、人が少ない地方ということで人材が不足している会社が結構あります。
よって地方で力のある優良企業を探していくということも、40代の転職では有力な企業の探し方になります。
こういった地方企業の探し方ですが、上記した表彰されている会社の探し方の検索方法を応用して、【●●県(●●市) 企業 表彰】などで調べると各都道府県や市で表彰されている企業が、公開されていることがあります。
たとえば【山形県 企業 表彰】で調べると検索結果の一番上にライフ・バランス優良企業知事表彰結果が出ており、受賞企業の一覧情報が見ることができました。
< 山形県ワーク・ライフ・バランス優良企業知事表彰 受賞企業一覧 >
https://tensyoku40.com/kigyouichiran.pdf
こういったところに選ばれている企業は知名度が低い会社名が多いですが、ワーク・ライフ・バランス優良企業に県から選ばれているということはホワイト企業である確率は非常に高いことが予想されますし、少なくともとんでもないブラック企業だった。ということは考えられないですね。
この【●●県(●●市) 企業 表彰】での検索は結構使えます。
地方は県単位で、人口の多い地域では市単位で検索をかけることで、様々な表彰企業が提示されます。
そしてあなたが狙っている地域で表彰されている企業をリストアップして、転職サイトで求人が無いか調べていくと求人中の隠れた優良企業を見つけることができます。
金融エリートの厳しい審査を勝ち抜いた優良企業の調べ方
大手企業のサイトで取引先として提示されている企業は、大手企業の厳しい審査を通った会社なので、知名度が無くても優良な企業が多いです。
大手企業の取引先は大手企業のホームページを見ていくと紹介されている場合が多いので、ホームページを見ていくことで見つけることができます。
他には帝国データバンクで調べるという方法もあり、帝国データバンクでは取引先情報が公開されている場合がほとんどです。
あなたが転職したい業種/業界の大手企業を調べその取引先を調べることで、知名度が低くても優良な企業を見つけることができます。
帝国データバンクは購入すると高いので、帝国データバンクを置いている図書館に行って調べると良いですね。
事前に取引先を調べたい企業をピックアップしておくとスムーズに調べることができます。
株式投資の知識を応用して40代の転職を圧倒的に有利にする。
株式投資を実践していると投資信託の組入れ銘柄を見て、優良銘柄を探すということをすることがあります。
投資信託に組み入れられる会社は金融機関の中でも優秀なプロが今後期待できると考えられて組入れされます。
よって、こういった金融のプロの目利き力を借りるという形で投資先の銘柄を見つけていくことをしたりするのですが、転職の世界でもこの投資信託の組み入れ銘柄の情報を有効に使うことができます。
具体的には『投資信託 組入銘柄』で検索を行なうことで、多くの各投資信託の組入銘柄を見ることができるので、そういった銘柄の中から知名度の低い銘柄(企業)を探していくということですね。
調べていくと上の図のように各投資信託の中でどれくらいの比率で組み入れられているのかが分かるので、構成比率が高いものから見ていって知名度が低い企業をピックアップしていくことで、隠れた優良銘柄を拾っていきます。
そうすることで有力な転職先候補の企業を探していくことができます。
いかがでしたでしょうか?
今回紹介した方法を使えば隠れた優良企業を見つけて、40代でも優良企業への転職の可能性が上がります。
是非活用して転職を有利に進めていきましょう!