転職を行なう際に転職者が使用するサービスとして『転職サイト』と『転職エージェント（人材紹介）』の2つのサービスがあります。
転職時にはこの2つのサービスを適切に使い分けていくことが重要です。
そして、転職サイトと転職エージェントの2つのサービスの使い分け方を間違えると、多くの情報が必要な時期に情報が不十分になったり、サポートが欲しいときにサポートをもらえなかったりと転職活動に良くない影響が出る可能性があります。
逆に適切にこの2つのサービスを活用していくことで40代の転職でもしっかり成功させることが出来ます。
この記事で『転職サイト』と『転職エージェント（人材紹介）』の適切な使い分け方のヒントにしてください。
・転職サイトの活用方法
・転職エージェントの活用方法
・転職エージェントのあまり知られていない利点
・転職エージェント利用時の注意点
マイペースの人向け？転職サイトの活用方法
転職サイトは登録を行なうと無料で多くの求人情報を見ていくことができます。
サイトに登録を行ったら自分の興味のある業種や職種の求人情報を見ていき、良い会社があったらコンタクトして面接していくというシンプルな形ですね。
後ほど紹介する転職エージェントのようにキャリアアドバイザーのサポートを受けながら二人三脚で頑張って転職活動していくというわけではないので、自分のペースで転職活動を進めていけるというのもメリットです。
転職サイトは簡単な登録手続きで多くの求人情報を見ることができるので、これから転職活動を予定している場合などまず求人情報を見てみたいという場合に合っていますね。
有名な転職サービスではリクナビNEXTやdodaなどがあります。
スカウト？診断？転職サイトで提供する独自サービスとは？
転職サイトでは各会社で独自のサービスも提供しています。
例えば最大手のリクナビNEXTではスカウトメールや自己分析ツールのグッドポイント診断、適正年収チェックといったサービスを提供しています。
自己分析は自分で行なうのは難しく、実際に行ってみると以外な結果が見れることがありますし、適正年収チェックも実際にどういった条件の会社に応募すれば良いかの基準が出来て活動しやすくなります。
上記のように転職サイトは
- まず転職求人情報を集めたい
- 自分のペースで転職を進めたい
- 自己分析や年収チェックなどツールを使いたい
という場合に有効に使っていくことが出来ます。
手取り足取り面倒を見てくれる？転職エージェントとは？
転職エージェントは登録を行なうとキャリアアドバイザーと言われる担当者がつきます。
そして、あなたの経験や経歴、希望を踏まえた求人を紹介してくれたり、転職活動に対する相談にものってくれます。
よって、あなたが転職初心者だったりと転職活動に不安があるときには、転職エージェントを利用することで転職のプロから情報や活動に対するアドバイスを貰いながら転職活動を進めていけます。
本気で転職活動を行なう際には必ず使うべきサービスですね。
特別な極秘情報を公開？転職エージェントのあまり知られていない利点とは？
転職エージェントでは非公開の情報を公開してもらえるという利点もあります。
非公開情報とは求人情報欄に一般公開している情報ではなく、求人企業が非公開にしていてキャリアコンサルタントが募集内容が求人者の適正に合っていると判断したり、企業の要望に合う人材だと判断した場合のみ紹介される求人情報です。
実は求人企業が求人情報を公開したくないと考えることは情報の漏洩や契約条件の問題で意外と多く、転職エージェントが持っている求人情報のうち７割から８割は非公開情報だと言われています。
そして、こういった非公開の求人情報は40代の転職者に有利な求人の場合が多いです。
よって、転職エージェントが持っている非公開情報は転職時に活用すべきです。
非公開求人情報に関して詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。
上記したように
- すぐにでも本格的な転職活動を行いたい
- 転職のプロにアドバイスを貰いながら転職活動したい
- 非公開求人情報ももらいながら転職活動を行いたい
という場合は転職エージェントを活用することをお勧めします。
キャリアアドバイザーに見放される？転職エージェント利用時の注意点
転職エージェントは紹介した転職希望者が求人企業に入社してはじめて求人を行っていた企業からお金をもらえるというビジネスモデルです。（年収の30％前後と言われています。）
よって、あなたが入社しない限り転職エージェントは企業から紹介手数料をもらうことが出来ず収益になりません。
そういったことからキャリアアドバイザーはあなたに転職活動を積極的に行ってもらい、転職をしてもらいたいと考えています。
転職エージェントに登録したにも関わらず転職活動を積極的に行わないでいると、転職に対して積極的でないと判断され協力してもらうことが難しくなることもあります。
キャリアアドバイザーもノルマを抱えてやっているので、しっかり転職活動して転職の成功率が高そうな人に良さそうな非公開求人情報を渡したり、より力を入れて手厚くサポートをしていきます。
そういった理由から転職エージェントによっては登録からサービスを提供する期間を決めている会社もあります。
例えばdodaエージェントですと登録からのサービス提供期間は3ヶ月です。
無料で転職に関する情報をもらえて、サポートもしてもらえるので仕方のないことですね。
転職エージェントはキャリアアドバイザーがつき、転職に不安があってもあなたに合った情報やサポートを受けながら転職活動を行なうことができます。
しかし、こういったことを踏まえて本格的に転職活動を行なうと決めた段階で登録を行ない、登録後はしっかり転職活動を行なうことが重要です。
転職サイト、転職エージェント使い分けまとめ
転職サイトと転職エージェントにはサービスの提供方法に違いがあり、あなたの状況や転職に対する考え方に合わせて使い分ける必要があります。
大きく言うと
- まだ本格的に転職活動を行う予定がなく情報集めの段階では転職サイトを使って情報を集める。
- その後本格的に転職活動を行なう段階で転職エージェントのサポートや非公開情報を活用していく
というのがおすすめです。
うまく使い分けて転職活動を有利に進めていきましょう！
