「年収500万円の生活レベルが知りたい」
「住宅ローンや自動車ローンはどんな感じなの?」
このような悩みを抱えている40代の人もいるでしょう。
そこで今回は、年収500万円の生活レベルや住宅ローンと自動車ローンの上限額、年収500万円を見込める仕事などについて説明していきます。
・年収500万円の手取り
・年収500万円の生活レベル
・住宅ローンや自動車ローンの目安や上限額
そのまま貰えるわけじゃない!?年収500万円の手取りを紹介!
年収500万円をそのまま手取りとしてもらえるわけではありません。
所得税・住民税・健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料といった基本的な控除額が引かれたお金が手取りとなります。
年収500万円の給与所得者の年間の手取り総額は以下のようになります。
独身の場合:手取り約390万円・税金約110万円
扶養家族がいる場合:手取り約403万円・税金約97万円
このように年収500万円の手取りは400万円前後となります。
独身の場合は所得控除の項目が少なくなるため手取りは年収の78.1%となり、扶養家族がいる場合は年収の80.7%となります。
ただし、厚生年金保険料・健康保険料は会社員か個人事業主かによって支払う金額が違い、住民税も地域によって違うため、手取りの金額が変わります。
年収500万円の生活レベルとは?勝ち組かどうかチェックしよう!
年収500万円の生活レベルはどのようになっているのでしょうか。
総務省統計局の家計調査を参考にして、単身世帯と2人以上の世帯の場合に分けて見てみましょう。
単身世帯の場合は以下のようになります。
住居費:56,872円
水道光熱費:12,429円
食費+日用品費:48,811円
交通・通信費:20,560円
娯楽費:26,314円
教育費:0円
保険医療:7,693円
その他:38,116円
黒字:74,066円
合計:284,868円
このように年収500万円の平均的な1人暮らしの住居費は約5.7万円となっています。
加えて年に2回ボーナスが支給されるため、見栄をはらなければ満足できる生活を送れるでしょう。
二人以上の世帯の生活レベルは?
2人以上の世帯の場合は以下のようになります。
住居費:57,061円
水道光熱費:14,036円
食費+日用品費:53,376円
交通・通信費:25,870円
娯楽費:25,266円
教育費:7,210円
保険医療:8,390円
その他:38,543円
黒字:54,125円
合計:284,868円
このように2人以上で世帯年収500万円であれば、日用品・食費・住居費で稼ぎのほとんどを使ってしまいます。
加えて年に2回のボーナスが支給されますが、今後給与が上がることを期待できないのであれば貯蓄を増やした方が良いためあまり余裕がないでしょう。
年収500万円だと家賃の目安はいくら?間取りも紹介!
年収500万円の人が使える家賃について説明します。
これまで説明したように、年収500万円を稼いでいる世帯の住居費は平均5.7万円程度となっており、都心に通える郊外で液から少し離れて1DK・2DKの間取りが視野に入り、1〜2人で暮らすのであれば丁度良いでしょう。
これまで紹介したのはボーナスを含めない場合の家賃目安となっています。
ここからは年に2回のボーナスを含めた金額の場合、家賃の目安はどのようになるのか説明していきます。
単身の場合と扶養家族がいる場合では手取りが異なりますが、ここでは390万円で計算してみましょう。
年間の手取り総額390万円を単純に12ヶ月で割ると32.5万円となります。
一般的に家賃の目安は手取りの3割が上限といわれているため、9.75万円が家賃上限となります。
単身の場合、毎月の消費支出から住居費を除いた金額は約15.4万円となっており、手取り32.5万円から消費支出の15.4万円と家賃の目安である9.75万円を引いても7.35万円残るため、家賃目安の9.75万円をオーバーしても贅沢をしなければ十分貯金できるでしょう。
また、扶養家族がいる場合は毎月の消費支出から住居費を除いた金額は約17.4万円となっており、手取り32.5万円から消費支出の17.4万円と家賃目安の9.75万円を引いても5.35万円残るため、十分貯金できるでしょう。
気になる間取りですが、地域によって異なりますが1DK・2DK・3DK程度の物件が見つかるでしょう。
マイホームやマイカーの購入額やローン上限額の目安とは?
一般的に住宅ローンの限度額は年収の7倍程度だといわれているため、年収500万円ですと3,500万円程度となります。
また世帯の平均住宅購入額は2,000万円程度です。
家族構成によって住宅に求める条件は異なり、また地域によって土地代が大きく異なるため、あくまでも目安として頭に入れておきましょう。
限度額までローンを組んでしまうとリストラや給与削減によって経済状況が悪化した場合、返済が不可能になってしまうリスクがあるため、毎月の負担はできる限り軽減しましょう。
無理のないローン金額は年収の5倍程度までといわれており、25年前後で返済すると仮定すると毎月の返済額は約9万円となります。
毎月9万円となると、家賃と同じくらいの金額となるため負担も少ないでしょう。
自動車を購入する場合はどのようになるか見ていきましょう。
年収500万円で自動車を購入する場合、200〜300万円が目安となっています。
300万円もあれば選択肢が広がりますが、全てローンで購入するのではなく頭金をきちんと用意しておいた方が無難でしょう。
一般的に自動車ローンの融資限度額は年収の30〜40%といわれており、年収500万ですと150〜200万円程度となっています。
他にローンがある場合、少額のローンしか組めないこともあることを頭に入れておきましょう。
年収500万円を見込める仕事とは?業界・職業別に紹介!
年収500万円を見込める仕事にはどのようなものがあるのでしょうか?
見ていきましょう。
年収500万円を見込める業界は以下のようになっています。
- 小売業界(店長)
- アパレル業界(店長以上)
- 介護業界(ケアマネージャー・管理職)
- 農林水産業界(管理職)
- 広告代理店業界(大手企業)
また、年収500万円を見込める職業は以下のようになっています。
- 中小企業管理職
- 大手企業一般職
- 銀行員
- コンサルタント
- 営業職
- 飲食店店長
- 大学講師・高校講師
- 電気工事士
- システムエンジニア
- ゲーム・アプリ開発
上記の結果から、中小企業の課長や部長クラス・大手企業の従業員が多いことが分かります。
そのため、中小企業の役職や大手企業へ転職すると年収500万円を叶えることができる可能性が高くなるでしょう。
転職エージェントを利用して年収アップしよう!
年収500万円を目指したい方、年収アップしたい方は転職エージェントを利用すると良いでしょう。
転職エージェントを利用すると、年収アップに欠かせない履歴書・職務経歴書の添削をしてくれ市場価値を上げてくれたり、年収アップしやすい業界の最新情報を提供してくれたり、年収アップの交渉まで行ってくれます。
そのため年収500万円を目指して転職したい方におすすめとなっており、1人で転職活動するよりも圧倒的に成功確率が上がります。
とはいえ、転職エージェントといっても多数存在しているため、年収500万円を目指せる求人が多い転職エージェントを利用しましょう。
また、アドバイザーとの相性もありますので転職エージェントを複数登録しておくと良いでしょう
まとめ|年収500万円は家計管理が大切!
いかがでしたでしょうか。
年収500万円の生活レベルは単身まはた扶養家族がいる場合と、家族構成や地域によって異なりますが計画的に家計管理を行えば都市部でも十分に生活することができるレベルとなっています。
また、贅沢したり見栄をはらなければ貯金も問題なくできます。
年収500万円を目指せる仕事に転職を考えているのであれば早めに行動を取り、さらに転職エージェントを利用して年収アップを図りましょう。
・計画的に家計の管理を行えば都市部でも十分に生活していけるレベル
・住宅ローンの上限額は2,000万円
・自動車ローンの上限額は150〜200万円