営業といっても法人や個人、代理店と様々なものがあります。
その中でも、少し特殊な保険代理店営業に転職したいと考えている方に注目して、保険代理店とはどのような仕事なのか、また法人や個人とどのような違いがあるのか紹介したいと思います。
それでは見ていきましょう。
・保険代理店営業の仕事とは？個人営業・法人営業と何が違うの？
・保険代理店営業に向いている人とは？
・未経験でもできる？有利なスキルとは？
個人営業や法人営業と何が違うの？
保険代理店の営業とは、保険会社から業務委託を受けて、代わりに保険に関する商品を販売する人や企業をいいます。
保険会社から直接契約した後に、フォローするのも代理店の仕事です。
保険代理店には、一社専属といって一つの会社からのみ契約を受けている会社もあれば、乗合代理店といって複数の会社の商品を扱っている会社と様々あります。
近年では、銀行などが保険会社から業務委託を受ける場合もあり、窓口で商品を販売していることもあります。
では、実際に保険代理店の営業の仕事内容を法人営業と個人営業も踏まえて紹介したいと思います。
法人営業｜どのような仕事内容なの？
法人営業とは企業や団体などの法人に向けた営業を行い、ホールセール分野と呼ぶ企業もあります。
基本的に一般の方が勤務されている時間で営業するため、残業は比較的少ないです。
企業や団体に対して電話やメールでアポを取ったり、商談後の対応などを行います。
アポを組んだら相手の企業に足を運んで、商品の紹介や契約、アフターフォローなどが業務となります。
相手が法人のため、一つの契約が大きなものとなり、一般的なマナーやコミュニケーション能力が必要不可欠となります。
個人営業｜どのような仕事内容なの？
個人営業は、個人に向けた営業を行い、リテイル分野と呼ぶ企業もあります。
基本的にはお客様は個人ですが、企業によっては中小企業に対しても個人営業と呼ぶこともあります。
相手にするお客様は個人なので、出勤時間外での対応が頻繁に入るので、残業をすることが多いです。
勤務時はお客様の新規開拓や保険加入者のアフターケアを行っています。
金額や加入したいプランなどの要望によって、お客様に合った商品を提供します。
一つ一つの契約は大きくなりにくいです。
一人一人の人生に向き合いながら仕事ができるので、人が好きな方や話をするのが好きな方にとっては、やりがいのある仕事となるでしょう。
また、そういった人材が求められますので、人が好きで、話すのが好きな方にはピッタリの職種です。
代理店営業｜どのような仕事内容なの？
代理店営業とは、保険代理店になってくれる法人や個人に営業をします。
代理店として営業してくれそうな法人や個人に直接営業を行い、自社の保険商品を販売する幅を広げます。
また、銀行や消費者金融、郵便局などで保険商品が販売できるよう、営業をかける方が代理店営業にあたり、新規開拓やどのように保険商品を販売するのか指導します。
実は保険商品の情報提供だけではない！具体的な仕事内容
これまでの説明で代理店営業の仕事内容が個人営業と法人営業とでどう違うのかわかったと思います。
ここでは、もう少し詳しく保険代理店営業の仕事内容について紹介したいと思います。
保険代理店営業は定期的に受け持ちのエリアの保険代理店を回り、保険に関する商品の情報を提供したり、販売するためのアドバイスをします。
自分が受け持っているエリアの特徴を把握して、保険代理店の市場を把握した上で、経営や事業戦略などといった、踏み込んだ話をする場合もあります。
勉強会・集合研修開催？そこで何をやるの？
保険代理店の社員向けの研修を行ったり、保険代理店を集めたセミナーで講師役を務めることが仕事です。
また、保険代理店が主催するお客様向けのイベントに参加することもあります。
そうして保険代理店の方と関係を築いて行く必要があるということですね。
自分の欲だけではダメ？保険代理店への転職に向いている人とは？
ここでは、保険の営業はどのような方に向いているのか紹介していきたいと思います。
保険の営業マンはお客様と話をするとき、保険商品の販売だけを考えていては成約できません。
雑談や日常会話の中で、相手の気持ちを動かせるようなコミュニケーション能力がある方におすすめです。
お客様の要望やニーズを満足に聞き出すことができれば成約につながりますし、また保険商品の提案や臨機応変に対応できる能力もあるとより向いているといえます。
〇〇を大切にできるかどうかが大事！
保険の営業をするにあたり、人が好きであることはとても重要です。
人に会って話をする時間を大切にできる方や、会話のキャッチボールが正確にできる方にとって向いている職業といえます。
交友関係が良くなると、プライベートでお客様と食事や遊びに出かける方もいます。
そういった深い関係をしっかり作っていく必要があるということですね。
信頼関係が大事だからこそ大切なこととは？
保険商品を販売する主となる相手は会社ではなくお客様です。
お客様の立場になって物事を考え、要望やニーズを聞き出し、お客様の力になりたい、最適な保険商品は何か本気で考えられる方にとって、やりがいを感じられる仕事となります。
契約後の不明点、毎月保険料を支払っているが厳しくなってしまったため、保険内容を見直したいお客様のフォローをするときも、お客様の立場で考えることができれば、満足いく選択を提案することができます。
また、他社の保険への切り替えもよくあります。
金銭が関わる仕事である以上、信頼関係が重要です。
お客様の立場になって考えることができる方は、信頼を築いていくために必要な能力があり、簡単に他社に切り替えられることはないでしょう。
そういった事を意識できる方が保険代理店への転職が向いています。
また、保険代理店は常に営業マンを募集していますので40代でも比較的就職しやすいということもメリットですね。
保険代理店営業に転職するために有利なスキルとは？
保険代理店営業は法人営業や個人営業と違って保険を売るのが仕事ではありません。
保険代理店をサポートして保険代理店の売上を伸ばすことが仕事となります。
そのため、結果を出すには保険代理店と二人三脚でがんばる必要があり、保険代理店のオーナーとの間に信頼関係を築くことが非常に重要です。
人の話をよく聞き、伝えないといけないことはしっかりと伝えるコミュニケーション能力やお客様のニーズを汲む力、人のやる気を引き出す力などがあれば面接の際にしっかりアピールしましょう。
未経験でも転職できる？未経験で転職するためには？
未経験で保険代理店営業に転職する場合、これまでの経験の中から自分が保険代理店営業に向いているスキルをアピールする必要があります。
例えば長期間営業をしていたというような保険代理店営業の業務内容と類似している経験があるのなら、そこでの実績をアピールしましょう。
全く違う業種からの転職の場合でも、人の成長に関わっていたり、人と良い関係を築いてきた実績があれば、書類や面接で伝えましょう。
もし、こういった経験が何もない場合には、この仕事を選んだ理由や、どういうことがしたいのかなど、しっかりとしたキャリアプランを語りましょう。
転職エージェントを活用しよう！
保険代理店営業は、常に求められている人材なので未経験でも挑戦できます。
しかし、適正や実務経験によって自分にマッチした転職先は異なります。
そこでおすすめなのが転職エージェントを利用することです。
転職エージェントを利用すれば、プロのアドバイザーにアドバイスをもらいながら最適な転職先を探すことができます。
まとめ｜コツを抑えて転職成功させよう！
いかがでしたでしょうか。
法人営業は企業や団体などの法人に向けて営業を行い、個人営業は個人に向けて営業を行うなど、代理店営業との違いがわかったと思います。
保険代理店営業は、自分自身は販売をしないという特殊な営業職で、人と信頼関係を築く能力や人をサポートをすることへの適正、またコンサルティング能力などが求められます。
未経験でも比較的転職しやすい業種となっていますので、興味ある方は是非この記事を参考に転職活動をしてください。
・人が好きで相手の立場になって考えられる
・今まで培ってきたコミュニケーション能力
・人と信頼関係を築ける力がある
