「40代からの転職はブラック企業しかないって本当?」
「ブラック企業の見分け方が知りたい」
「ブラック企業に勤務している場合の解決策が知りたい」
このような悩みを抱えている方も少なくありません。
そこで今回は、ブラック企業の見分け方や対策などについて説明していきます。
・ブラック企業の定義や特徴
・ブラック企業の見分け方
・既にブラック企業で働いている場合の対策
そもそもブラック企業とは?定義や特徴一覧
ブラック企業とは、長時間労働・過剰なノルマ・残業代や給与の未払い・ハラスメント行為が横行するといったコンプライアンス意識が非常に低く、さらに離職する方が多い若者を使い捨てるような会社です。
ブラック企業には、はっきりとした定義はありません。
しかし、以下のような特徴が当てはまれば当てはまるほど、ブラック企業の度合いが高いといえるでしょう。
- 月45時間残業が当たり前で60時間を超えるケースもある
- 毎月の休みが6日以下で休みの日でも急遽出勤することもある
- 達成不可能なノルマを課してくる
- セクハラ・モラハラ・パワハラが横行している
- 雇用契約書を見せてくれない、またはちゃんと見たことがない
- 働いている割に賃金が低い
- カスタマーやクライアントといったお客さんからの評判が悪い
- 会社の備品を自腹で購入するのが当たり前
- 辞めたいのに辞めさせてくれない
ブラック企業とはこんな会社!ブラック企業へ転職しないためのチェックポイント
ブラック企業には上記で説明したような特徴がありますが、なかでも多いのが労働時間の問題です。
労働基準法には年間360時間以上の残業をさせないように「サブロク協定」というものがあります。
残業が多い場合でも、1ヶ月45時間以上の残業をなるべくさせないようにする仕組みです。
そのため、この45時間をかなりオーバーして残業している場合、労働基準法を無視しており、さらに残業としてカウントしていないケースもあるためブラック企業といえるでしょう。
また、毎月の休日が6日以下の会社もブラックといえるでしょう。
労働基準法によると最低でも1週間に1日、休日を与えないといけない決まりとなっています。
さらに、休日でも急遽「人材不足」「業務が終わらない」などの理由で出勤させられることがある場合もブラック会社の可能性が非常に高いです。
ブラック企業を見分けるポイント!求人情報の給与に関するチェックポイントとは?
転職活動の際、うっかりブラック企業に入社してしまわないために、求人情報の中からブラック企業を見分ける方法を紹介していきます。
注目すべきポイントは以下の通りです。
- 給与が低すぎるまたは高すぎる
- 給与の表記がみなし残業や年俸制
転職する理由は人それぞれですが、給与に不満があるため転職しようと考える人も多いでしょう。
その場合、転職先の候補を選ぶポイントとして給与を必ずチェックすると思います。
そこで、「月収100万円」といった給与が高すぎる求人には十分気をつけてください。
また、給与が低い求人も法律で定められている最低賃金を下回り違法労働となる可能性もありますので注意しましょう。
不自然に給与が高い場合、厳しいノルマを達成したという特殊なケースを記載している可能性があり、高待遇な給与ばかりに気を取られてしまうと成果を出すよう、かなりプレッシャーをかけてくる可能性があります。
また、基本給の金額や残業代の明記がない場合「みなし残業制」の悪用・残業代の未払いなど違法労働になりかねません。
さらに給与だけではなく手当・休日などの情報が不足している際、面接時に確認することをおすすめします。
給与以外にチェックすべきポイントは◯◯!
給与以外にチェックするべきポイントは抽象的な言葉や横文字が多く利用されていないかです。
求人の募集要項で「やりがいがある仕事」「アットホーム」といった抽象的な言葉を多利用している会社は、それ以外にアピールできるものがないケースが多いです。
また、業務内容を見ても「フィールドスタッフ」「コーポレートプロフェッショナルアドバイザー」といった何をするのかいまいちピンとこない職種も注意しましょう。
避けられがちな仕事を曖昧な言葉で言い換えていることが多いため、業務内容について詳細な説明がないようなら自分でチェックする必要があります。
上記で説明した以外にも、採用数が不自然に多かったり、採用条件がゆるかったり、常に大量募集をかけている会社はブラック企業の可能性がありますので気をつけましょう。
ブラック企業に転職してしまった際の対策
現時点でブラック企業に勤務しているという方は、「改善する」「撲滅する」「退職する」の3つの対策法を取りましょう。
会社のブラック度合いが低い場合やいま転職する方がリスクがあるといった場合、また現職で働き続けたい方は、会社の改善を考えましょう。
改善方法は「合同労組に相談する」「労働基準監督署に相談する」「労働局に相談する」と3通りの方法があります。
改善して現職で働き続けたいと思っている方は、一度相談してみましょう。
もし、上記のような対策を打っても何の改善も見られない場合や違法性が高い場合、またうつ病や長時間労働により身体に影響がが出ている方などは、弁護士を立てて裁判で戦ってみるのも一つの手です。
裁判の難易度を下げる方法とは?
裁判となると、なかなかハードルが高いので「労働審判」を行うことを検討しましょう。
セクハラ・モラハラ・パワハラなど、対個人となってしまう場合には行うことができません。
「賃金の未払いがある」「突然解雇されてしまった」など、あなたと会社との問題であれば審議できるため、いくら話をしても受け入れてもらえない場合「労働審判」を行うことを検討してみましょう。
最も得策なのが退職することです。
ただし、もうブラック企業で働きたくないからといって何の考えや計画もなしに行動するのは控えましょう。
転職先を決める際、なかなか決まらずに焦ってしまい、再度ブラック企業に入社しかねません。
そのため、しっかり計画を立ててから退職した方が良いでしょう。
ブラック企業に転職しないために!転職エージェントを活用しよう!
上記で何の考えや計画もなしに退職するのは控えると説明しましたが、転職エージェントを活用すればすぐに退職しても問題なくスムーズに転職活動を行えるためおすすめです。
転職エージェントであればキャリアアドバイザーが、転職に関すること全てサポートしてくれるので1人行うよりスムーズに進められ、なおかつ成功率もアップするでしょう。
また、キャリアアドバイザーは企業のあらゆる情報を保持しているため、ブラック企業かどうか情報を得られることでしょう。
転職エージェントを活用すれば、これまで気付けなかった自分のアピールポイントがわかるため、自分に合った企業へ転職できるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
40代からの転職はブラック企業しかないという噂は所詮噂にすぎません。
情報収集を怠らないようにして、しっかり転職活動を行なえばブラック企業へうっかり入社してしまったなんてことにはなりません。
よりブラック企業へ転職しないためにも転職エージェントを活用してホワイト企業への転職を成功させてください。
・労働基準監督署などへ相談して改善する
・改善されない場合は労働審判を行う
・会社を辞める