履歴書はあなたという商品をアピールする書類
履歴書は、あなたのことを面接官にアピールするための最初のツールです。
あなたの情報やこれまでの学歴・職務、持っている資格や希望などを記入します。
これまで、数多くの応募者から送られてきた履歴書をチェックしてきた担当者は、履歴書を一度読んだだけで、会ってみたい履歴書かどうかを判断します。
よって、しっかりとしたポイントを抑えた履歴書作成をする必要がありますので、担当者が読んでこの人に会いたい!と思われるような内容を心がけましょう。
そんな採用担当者に会ってみたいと思われる履歴書を書くにはどうしたらいいか紹介したいと思います。
・40代ならではの人となりをアピール
・採用したいと思われる履歴書とは?
・項目別の効果的な書き方
項目別!履歴書を書くときのポイント
履歴書の内容はもちろん大事ですが、面接官はあなたの仕事に対する心構えや、気持ちもチェックしてきます。
履歴書はその人のプロフィールであり、個人の経歴を伝えるものです。
履歴書を通して40代ならではの人となりや、今までの経験をアピールしましょう。
また、第一関門である書類審査を突破するためにも、字を丁寧にはっきりと書き、書き方のポイントをしっかりと抑えて書きましょう。
西暦?和暦?どちらがいいの?
年次は西暦でも和暦でも、どちらでも構いません。
ですが、和暦は使わないのがベターと言われていますので、西暦で記載することをおすすめします。
履歴書・職務経歴書・提出書類内の表記は統一しないといけないので注意しましょう。
また、日付は採用担当者に履歴書を提出する日を書きましょう。
手渡しの場合は渡す日を、郵送の場合は発送日を、メール送付の場合はメール送信日を書くようにします。
スピード写真でもいいの?印象が良い写真とは
写真のサイズは縦3.6cm〜4.0cm、横2.4cm〜3.6cmです。
写真の四辺を自分で切り取る際、曲がったり斜めになったりしないように注意してください。
撮影はスピード写真でも可能ですが、出来が大きく変わってくるので、写真屋にお願いしたほうが書類審査に通りやすくなります。
よって、ここはあまり時間やお金を惜しまず写真屋さんに行って取ってもらうことをお勧めします。
写真を取る際の服装はスーツ必須です。
パートの場合には必ずしもスーツで取る必要はありませんが、襟が付いたものなど清潔に思われるような服装で撮りましょう。
男性の場合にはネクタイも必須で、女性の場合はメイクが派手にならないように気をつけてください。
写真を撮る際の表情は、印象がよくなるように口角を上げるようにしましょう。
うまくできない方は鏡の前で練習することで、予想以上に改善できるので練習してみることをお勧めします。
履歴書に貼った写真が剥がれ落ちてしまうこともありますので、写真の裏面にフルネームを書いておくといいでしょう。
また、履歴書に貼付する写真は、提出日の3ヶ月以内に撮影したものにしてください。
あまり変わっていないからといって、昔の写真を使用する方が中にはいらっしゃいますが、すぐわかってしまい、印象が悪くなってしまう可能性があります。
たくさん種類がある印鑑!使用するのはどれが良いの?
履歴書に押す印鑑は認印です。
認印を持っていないという方は100円ショップで売られている印鑑でも大丈夫です。
しかし、履歴書にシャチハタ印は使用できません。
シャチハタ印を使用してもわからないのではないかと思う方もいらっしゃると思いますが、シャチハタ印のインクと認印の朱肉とでは、にじみ方が違うためすぐにわかりますので注意してください。
もし、押印がまがってしまったり、かすれてしまったり、印鑑欄の中央に押せなかった場合には、誤字と同じ扱いになりますので、履歴書は書き直してください。
かすれたからといって上から重ねたり、修正液で消した上から押すのは絶対にやめてください。
ですので、最初に押印してから履歴書を書き始める方がいいでしょう。
履歴書によっては印鑑欄がない場合がありますが、その場合は捺印は必要ありません。
しかし、履歴書に捺印がないことに対して抵抗感を抱く企業も中にはありますので、履歴書は印鑑欄があるものを選んだ方が無難だといえます。
住所が長い場合はどうしたらいいの?
住所欄の郵便番号を忘れる方が多いので、忘れずにちゃんと書きましょう。
住所は都道府県から書き、政令指定都市であっても略さないで書いてください。
アパートやマンション名についても省略してはダメなので、長い名称だとしても正式名称を書くようにしましょう。
もし、住所が長い場合には2行に分けて書いていきます。
住所のどの箇所が長いかにもよりますが、最も多いのがアパートやマンション名が長いというものです。
その場合は、都道府県から番地までを1行目に、アパートやマンション名を2行目に書くようにしてください。
また、住所欄の番地にハイフンでつなげるのは正式な書き方ではありませんので、注意してください。
学歴は全部書いた方がいいの?
40代の転職者の場合、学歴は最終学歴の1つ前から書きます。
最終学歴が大学卒であれば高校卒から、高校卒であれば中学卒からになります。
学校名は正式名称で書き、旧字体・異自体が含まれている場合は、それに従って書きましょう。
職歴を書くとき部署も一緒に書くべきなの?
職歴も学歴と同様で正式名称で記入します。
その際、部署名について通常は記載しません。
しかし、応募している企業の業務内容と似ていてアピールしたい場合は記入してもいいです。
また、少ない場合には、企業紹介や職務内容を補足して水増ししてください。
学歴より長くすることで見栄えがよくなります。
逆に多い場合には、できるだけ見やすいようにコンパクトにまとめましょう。
退職理由についても詳細に書く必要はなく、一身上の都合により退職、契約期間満了のため退職、会社都合により退職のいずれかが基本となっています。
志望企業と関係ない資格や免許は?
志望企業とは関係ないものでも持っている免許・資格を全て、年月の古い順に正式名称を書いていきます。
取得してなくても現在勉強中の免許・資格がある場合、企業の業務に結びつく免許・資格であれば記載しても大丈夫です。
こういった情報を書くことで向上心ややる気を感じてもらえることがあるので、積極的に書いていくと良いですね。
他にも国家資格でなくても、TOEIC・証券アナリスト・インテリアコーディネーター・MOSなども記載して大丈夫です。
40代ならではの強みとは?
40代が企業に求められているのは即戦力です。
したがって、志望動機・特技・自己PRとも、採用担当者に即戦力として使えるということが伝わるような内容でなければなりません。
また、履歴書の志望動機には転職理由を必ず入れる必要があります。
しかし、ネガティブな転職理由を書いてしまうと採用率が下がってしまうので注意してください。
ですので、退職理由と志望動機を反転させる必要があり、志望企業に入ることで退職理由が解決することを示す必要があります。
例えばエンジニアの場合ですと、下請けではなくゼロから開発したいと思い退職した、その中で志望企業のどこに魅力を感じ、その企業でなぜゼロから開発したいと思ったのか明確に記入して完成です。
このように、40代だからこそアピールできる経験を伝えていくことで、相手が納得し人材として欲しいと考えてもらえる志望動機となるでしょう。
40代転職者の心強い味方!転職エージェントとは?
これまで履歴書の書き方やポイントを紹介してきました。
それでももっと詳しく的確にアドバイスしてほしいという方におすすめしたいのが、転職エージェントです。
40代になると、20〜30代と比べて転職することが難しくなるので、一人で転職活動するのではなく、転職のプロにサポートしてもらうことが重要です。
40代だからこそアピールできる内容をキャリアアドバイザーはアドバイスしてくれて、書類選考に通る可能性が高くなります。
転職エージェントを使用すると履歴書添削指導が受けられますので、転職に必要な知識を学べ、希望する企業に転職できるか客観的なアドバイスももらえるのでおすすめです。
40代の転職成功率を上げる履歴書の書き方まとめ
これまで40代転職者の履歴書の書き方のポイントを説明しましたが、いかがだったでしょうか。
履歴書はあなたという商品を紹介するため、アピールするための書類です。
丁寧にしっかりとした字で書いているか、誤字脱字や空欄、記載漏れがないか、もう一度確認してみましょう。
また、面接官になった気持ちで自分自身が書いた履歴書を読み返し、働いてほしいと思われる内容か今一度確認してみましょう。
それでは検討をお祈りしています!
・嘘ではなく本当のことだけを書く
・丁寧な字で、誤字脱字に注意
・志望動機はオリジナリティー溢れる内容に