大学職員というのは、分かるようで分からない職業です。
大学に在籍していた多くの人の場合は大学の事務所にいた事務員さんという印象くらいしか無いのではないでしょうか?
しかし大学には様々な学部があり、大学職員には多くの部署があるので、学生時代に印象に会った大学の職員は学生と接するほんの一部の部署でしかありません。
最近の大学では、変化を求められつつあるので、大学職員の仕事内容なども変わりつつあります。
大学業界では、自身の大学に新しい機能を加える際、企業などで経験を積んだ人を中途採用しているケースがあろます。
そこで、今回は大学職員に40代で転職するために必要な知識やコツを解説していきたいと思います。
・そもそも大学職員とはどんな仕事なのか
・中途採用が多い業務内容とは?
・面接時に注意することは何か
部署別!大学職員の仕事内容
大学職員の方がどのような仕事をしているかちゃんとわかっている方は少ないと思います。
ですので、まずは大学職員がどのような仕事をしているのか詳しく説明したいと思います。
まずは総務課の仕事から紹介していきます。
総務課というのは、大学における何でも屋さんです。
大学内で行われる会議や式典、イベントの運営などを総務課が中心となって実施しています。
総務課とは、大学の中でも業務内容の幅がかなり広く、臨機応変に適応することが求められる部署です。
学生をサポートする!
大学職員の仕事の中で、学生と接する機会が特に多い部署が学生課です。
学生課は一つの部署があるのではなく、学部ごとに別れています。
そんな学生課が一番忙しくなるのが春です。
新入生や在学生の新年度の書類手続きのサポートや、授業の履修登録の説明会やサポート、出席状況が良くない学生に対する対応、学生の授業外活動のサポートなどなど、
この他にも学生の大学生活に関わる問題の解決をすることがあったりと、担当職員と一緒に解決策を考えることもあります。
エクセル・ワードなどを駆使?
知名度をあげるためにあらゆる活動をし、入学希望者をできるだけ増やすことが大切な指名の一つです。
大学のホームページや各種パンフレットなどは、広報課がエクセルやワードなどを駆使して作成します。
また、大学の顔となる仕事も多く、学長と行動を共にする機会が多いことが広報課の特徴です。
大学内の雇用に関することをサポート!
人事課に配属された職員は、教職員の募集にかかわる業務や、採用・異動・退職手続きに関わる業務・教職員の給与・手当・交通費などの対応・新しく入った教職員の研修の企画などの大学内の雇用に関するあらゆる業務を担当します。
多いとこでは、なんと部署数◯◯!
規模が大きな大学ですと、学部や大学院、関連センターなど合わせると、100以上の部署があることも珍しくありません。
大学職員は専門的な部署を除くと、同じ部署に5年以上いるというケースは極めて少ないです。
大体は大学内にある部署を、5年を目安に転籍していきます。
中途採用が多い仕事内容とは?
40代で大学職員に転職する場合、中途採用枠の求人に応募することになります。
40代であればこれまでに培ったスキルや経験などを、大学で発揮してもらうことを期待されているはずです。
ですので大学の中でも、プロジェクト色が強い部署での業務となることが多いでしょう。
最新のシステムに対応できる人材?
そこで多いのが、大学のIT化に関わる仕事です。
多くの場合は、情報教育センターというような名称の部署に配属されるでしょう。
大学では、このようなIT化を担う部門を中心に、複数のキャンパスや大学をつなぐ遠隔教育の実施やアクティブラーニングのための教育機器の導入、オンラインの学習管理システムの導入などの教育のIT化を推進しながら、学生の学びの充実を目指しています。
多くの大学では、コンピュータールームを充実させるのみならず、学生が授業外でも学習できるように、最新のシステムが導入されつつありますが、このような最新のシステムに対応できる人が大学に十分に居るとは限りません。
このような背景もあって、IT関係の企業などで経験のある方を中途採用で大学職員として採用する流れがあるのです。
大学の就職率アップを重視?求められる人材とは?
地域のネットワーク構築に関わる部署も、中途採用の大学職員が求められています。
地域にある企業や組織と協力して、共同でプロジェクトを行うことが多いので、コミュニケーション能力がある営業経験者などが歓迎されやすいです。
また、コミュニケーション能力だけではなく、大学と同じ地域にある企業で働いていたり、その地域の出身者であったり、その地域に長く住んでいる方も地域連携センターの大学職員を中途採用するにあたり、チェックされるポイントとなっています。
また、大学の就職率アップを重視していますので、大学職員が直接営業をかけることもあります。
そのため、企業への就職を営業する職員として中途採用するため、県内企業に勤めていた方や営業の仕事をしていた方を募集したりします。
国際化しつつある大学に必要な人材とは?
大学職員スキルとして最近重視されているのが、語学力です。
国際化しつつある大学内において、留学生や外国人教員の数がイッキに増えてきています。
そのため、英語の他にも第二言語のスキルがある方は、人事課・国際課・留学センターなどの大学職員として活躍しやすいです。
40代以上は難しいの?
年齢制限を設定している大学では40代で大学職員に転職するのは難しいです。
しかし、年齢制限を設定していない大学や、職種によっては40代でも転職することはできます。
大学職員に転職するのは競争率が高く高倍率なため、40代以上で大学職員を目指すのなら、まずは今の仕事を退職せずに継続して、その上で大学職員の求人を探してみましょう。
年収アップするのか?
上場企業や公務員の平均年収と企画して、大学職員という仕事は日本の仕事ランキング的にも、年収が高い仕事と言えます。
そのため、大学職員へ中途採用で転職したい方は、ほとんどの方が年収アップし成功します。
ですが、その分倍率も高めとなっていますので、しっかり対策を練らないといけません。
面接時に注意するポイントとは?
大学職員の倍率は非常に高いので、面接まで進むのはほんの一握りです。
そして面接に進んでもさらに厳しくふるいにかけられるのが現実です。
そんな大学職員の面接ですが、気をつけることは基本的に民間企業の面接と変わりません。
スールをきちんと着て身だしなみを整え、受け答えをハキハキし、入退室などのマナーをちゃんとすれば大丈夫です。
では、他にはどんなことに注意すればいいのか説明していきたいとおもいます。
大学職員の面接ではコミュニケーション能力や自分の意見を伝える能力をみるため、応募者同士でグループディスカッションをさせるところもあるようなので、自信がない人は事前に練習しておきましょう。
学生や教授陣と関わることが多いからこそ
大学は学生が勉強する場所であるので学力という意味での理解力が求められるのは当たり前のことです。
学生の話や要望を聞いて理解する力や、教授陣から言われた要望などを理解する力のある人材が求められます。
また、大学職員という仕事はあまり接客業としての要素がないようにいえますが、学生や教授陣とのコミュニケーションが必要になることが多いので、相手としっかりコミュニケーションを取れる人材が希望されます。
同じ作業の繰り返しではない?
大学職員は定時で帰れることが多いですが、なんだかんだ色々な業務をこなさないといけないので、いつも同じ作業をずっと繰り返せばいい仕事とは違います。
ですので、マルチタスクが可能な方が求められます
大学職員への転職に最適な転職エージェントとは?
大学職員は倍率も高いので転職の競争率は高いですが、その分魅力的な部分がたくさんありますよね。
大学職員の求人をどう探したらいいかわからない場合や、もっといろんなことについて詳しく知りたい、的確なアドバイスがほしいという場合におすすめなのが転職エージェントです。
転職エージェントでは大学職員の求人を扱っていることが多いです。
自分で情報を集めるよりも、転職エージェントを利用した方が素早く情報を集められますし、エントリーシートの添削サポートしてくれます。
他にも面接対策もしてくれたりと競争率が高めの大学職員の転職成功率が上がりますので、ぜひ転職エージェントを利用してください。
大学職員の転職に圧倒的に有利な2つの転職エージェントとは?
大学職員は一般的な会社への転職と違う部分が多いので、エージェント選びをしっかりする必要があります。
そして、大学職員への転職に強いエージェントを選べば優位に転職を進められます。
ここでは大学職員の転職に強い上位2社の転職エージェントを紹介します。
1社目大学とのつながりが強いdoda
大学職員の転職に強い転職エージェント1社目がdodaです。
「doda転職フェア」には、早稲田・慶應など大学も参加実績あるなど大学とのつながりが強いです。
実際サイトの社名検索で「大学」を調べてみると、常時10件以上の非公開求人案件がヒットすることが多く、大学との繋がりの強さがわかります。
最近の大学職員採用者で最も利用が多いエージェントがdodaです。
2社目大学職員情報が多いリクルートエージェント
大学職員の転職に強い転職エージェント2社目がリクルートエージェントです。
リクルートは大手大学だけでなく、中規模・小規模大学の情報も多く持っています。
また、某関東・関西の大手私大はリクルート経由でのみ非公開求人を出していたりします。
実際に大学職員への希望を出すと複数の学校を紹介してくれる場合が多いです。
doda、リクルートエージェントが大学職員への転職で他の転職エージェントに比べても圧倒的に強く有利です。
この2社それぞれで紹介できる大学が違うことも多くあるので、大学職員への転職の成功率を上げるのであればこの2つの転職エージェントへの登録をされることをおすすめします。